メインコンテンツにスキップ - Skip to main content

糖尿病・内分泌・代謝内科

Diabetes, Endocrinology and Metabolism

ご挨拶

糖尿病・内分泌・代謝内科

当科の医師は全員、糖尿病学会の認定する専門医です。
医師のみならず、看護師(フットケア・生活のアドバイス)、薬剤師(糖尿病薬の適正使用のアドバイス)、管理栄養士(個人個人に最適な食事療法を提案)、理学療法士(運動療法の提案)の各部署との密な連携をおこない、常に最新の知識をもとにしたチーム医療を心がけています。
また、内分泌疾患に対する専門医も在籍し、種々のホルモンの病気(内分泌疾患)や電解質異常にも対応しています。

診療科の特徴

2021年時点で世界の5億2,900万人(人口の6.1%)が糖尿病であり、世界の成人の10人に一人が糖尿病…の時代になっています。
「西太平洋地域」(日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国、インド、モンゴル、ミャンマーなど)は、世界で最も糖尿病人口が多い地域であることがわかっています。日本の2021年における糖尿病人口は1,100万人と推定され世界第9位の糖尿病大国です。すでに国民病といえます。

慢性の高血糖を起こす、という点では一緒ですが、糖尿病は一種類の病気ではなく、大きく分けて「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他の原因による糖尿病」に分けられます。いま増えてきているのは2型糖尿病、特に肥満が基礎にあるタイプと考えられ、糖尿病全体の9割をしめています。

2型糖尿病を起こす主な要素は 1)加齢 2)肥満 3)体動量の不足 4)家族歴 です。
日本が高齢化社会になってきたこと(加齢)や、糖尿病になりやすい遺伝子を多く持っているかどうか(家族歴)は、自分で対応できることではありません。しかし、適切な日々の食事と体動量を維持することで肥満しにくい肉体をめざすことは、自分で行える糖尿病の予防、治療法です。

こういう点から、糖尿病はその人の生活に密着した病気といえます。薬を使った治療も大切ですが、糖尿病を起こしてしまった今までの生活習慣の見直しが適切に行われていないと、血糖のコントロールは難しく、長く健康を保つことはできません。

当科では、医師のみならず糖尿病療養指導士の資格をもつ看護師・管理栄養士・薬剤師・リハビリ担当者が多く常駐し、それぞれの得意分野を生かしたチーム医療で個々の患者さんへの細やかなオーダーメイド治療を行っています。

30年前には、糖尿病治療薬はインスリン注射とスルホニル尿素薬の2種類しかなく、病気の進んだ糖尿病のコントロールは困難でした。
幸いなことに、近年糖尿病治療薬の開発が進み、注射薬3種類、内服薬8種類まで増加し、ずいぶんと血糖コントロールがしやすくなってきました(2023年現在)。一方で使える薬が増えたことにより、その使い分けや、匙加減にも工夫が必要になってきました。私たちは最新の知識をもとに、患者さん一人ひとりにあった薬をお選びします。

当科で対応できる疾患と医療行為

血糖異常の病気

  • 糖尿病(1型・2型・その他の型)
  • 糖尿病緊急症(高浸透圧高血糖症候群・糖尿病ケトアシドーシス・重症低血糖)の治療
  • 糖尿病を合併する手術患者/救急患者のサポート
  • 血糖自己測定・持続皮下ブドウ糖測定・インスリンポンプ の導入

甲状腺の病気

  • バセドウ病・慢性甲状腺炎(橋本病)・亜急性甲状腺炎・無痛性甲状腺炎など
  • 甲状腺腫瘍の診断(甲状腺超音波検査・針生検)

間脳・脳下垂体の病気

  • 先端巨大症・クッシング病・プロクラチノーマ・下垂体機能低下症・ACTH単独欠損症・成長ホルモン分泌不全症・中枢性尿崩症・リンパ球性下垂体炎などの診断

副腎の病気

  • 原発性アルドステロン症・クッシング症候群・褐色細胞腫・副腎偶発腫瘍などの診断

膵臓ホルモンの病気

  • 消化管神経内分泌腫瘍(インスリノーマなど)

骨・カルシウム代謝の異常

  • 原発性副甲状腺機能亢進症など

電解質の異常

  • 血中のナトリウム・カリウム・カルシウム値の異常をきたす病気の診断と治療

医師紹介

増田 浩史 MASUDAw HIROSHI
増田 浩史
  • 糖尿病・内分泌・代謝内科 主任部長
  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・研修指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・研修指導医
  • 日本内分泌学会 内分泌代謝科(内科)専門医
  • 日本医師会 認定産業医
森田 千尋 MORITA CHIHIRO
森田 千尋
  • 糖尿病・内分泌・代謝内科 部長
  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・研修指導医
岡部 玲子 OKABE REIKO
岡部 玲子
  • 糖尿病・内分泌・代謝内科 医長
  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
  • 日本糖尿病学会 専門医
  • 日本糖尿病協会 療養指導医
門脇 千聡 KADOWAKI CHISATO
門脇 千聡
  • 日本内科学会 専門医
  • 日本糖尿病学会 専門医

外来スケジュール

午前 9:00~12:00(受付8:00-11:30)/
午後 13:30~16:30(受付13:00-16:00)

午前 田中(非) 笠原(非) 岡部 岡部 森田
森田 増田 森田 森田 岡部
午後 増田 森田 田中(非) 増田
(第3のみ15:30まで)
門脇

診療実績 [2023年1月1日~2023年12月31日]

  1. 低浸透圧および低ナトリウム血症:12症例
  2. 低血糖症:11症例
  3. 2型糖尿病(合併症を伴うもの):10症例
  4. 低カリウム血症:8症例
  5. 詳細不明の糖尿病(合併症を伴うもの):6症例

医療機器

  • 血糖自己測定器(ケアファストR)
  • 持続皮下ブドウ糖測定器(フリースタイルリブレ)

お知らせ

2024/02/13
ご挨拶診療科の特徴医療機器を更新しました
2024/02/13
診療実績を更新しました