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形成・美容外科

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ボツリヌス治療について

ボツリヌス治療とは

ボツリヌス菌が産生するたんぱく質は筋肉の活動を抑制する作用があり、その作用を用いて1980年代に入るとさまざまな疾病の治療に使われるようになりました。日本では現在、眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸、小児脳性麻痺患者(2歳以上)の下肢痙縮などに伴う尖足(せんそく)などの治療において、健康保険診療が認められています。
さらに2009年から、自費によるアンチエイジング治療として、65歳未満の眉間の表情じわへ、2016年5月から、65歳未満の目尻の表情じわへの治療が適応となっています。

ボツリヌス治療の作用

この治療に使われる薬剤には、脳が筋肉に運動することを命令するときに働く神経伝達物質・アセチルコリンの働きを抑制することにより、筋肉の収縮を抑制する作用があります。
つまりボツリヌス治療とは、表情じわの原因となる筋肉に天然のたんぱく質を注射することで、筋肉の収縮を抑制してしわをできにくくする方法です。

現在治療に使われる薬剤は、天然のたんぱく質からできた毒素を分解・精製したもので、ボツリヌス菌の菌体やその成分、培養液の成分などは一切含まれていません。

効果と持続時間

注射した当日はほとんど効果が現れませんが、通常2~3日後から徐々に効果が現れてきます。その後2週間程度で効果は安定し、3~4ヵ月程度持続した後、数週間かけて徐々に消えていきます。そのため、大事な予定やイベントなど目標がある場合は、半月から1ヵ月くらい余裕を持って治療を受けることがおすすめです。

注射をする部位は?

眉間のしわの治療が目的の場合、その原因となる皺眉筋(すうびきん)と鼻根筋(びこんきん)に投与します。皺眉筋は、眉をひそめるときに使われる筋肉で、眉頭(鼻の付け根付近)から眉尻に向かって走り、眉間の縦皺を作ります。しわの現れ方から筋肉の位置を特定し、通常は左右2部位ずつに注射します。鼻根筋は両眉頭の間あたりに位置し、眉間を下に引っ張り横皺を作る筋肉で、通常はそこに1部位注射します。
目尻のしわの治療が目的の場合、その原因となる眼輪筋(がんりんきん)に投与します。眼輪筋は眼を内向きに収縮するときに使われる、眼窩内壁(がんかないへき)から眼窩周辺の皮膚にかけて存在する筋肉です。下記のような位置で通常左右3部位ずつに注射します。

副作用など気をつけたい点

医薬品には副作用がつきものですが、ボツリヌス治療の場合、そのほとんどは薬剤の効きすぎによるものです。筋肉が必要以上にリラックスすることで眉毛が下がったり、まぶたが重くなることがあります。ただし、眉毛下垂、眼瞼下垂などの副作用は、1ヵ月程度で症状が消えることがほとんどです。
ただ、ボツリヌストキシンに対する筋肉の反応性は、個人差がありますから過去に注射して効きすぎた経験がある場合は、医師にその旨をしっかりと伝えて、注射してもらう量を調整してもらうようにしましょう。

ボツリヌス治療を受けるためには?

国の承認したボツリヌストキシン製剤によるボツリヌス治療は、規定の講習セミナーを受講した医師のいる医療機関でのみ受けることができます。副作用を回避するためにも、具体的な注射方法、注入量について十分な知識を習得した医師から治療を受けることが不可欠です。
厚生労働省が承認したボツリヌストキシン製剤は、製造工場でボツリヌス菌の精製から製造・保管・輸送まで、すべてのプロセスにおいて徹底的に管理されます。その後、厚生労働省に承認された厳格試験を実施し、徹底した温度管理のもと保管されます。また、販売後も追跡調査を行うなど、常に有効性と安全性を確認しています。

美容を目的としたボツリヌス治療は保険適用外のため、患者様同意のもとに行われる自由診療となります。

ボツリヌス治療を受けるためには?

ボツリヌス治療Q&A

ボトックスビスタ®による(ボツリヌス)治療のメリットは?

ボトックスビスタ®(ボツリヌス治療)による眉間の表情じわ又は目尻の表情じわ治療は、手術を行う必要がないので、短時間での施術が可能です。
また、手術を伴う美容整形とは異なり、治療後のダウンタイム注1)がほとんどないため、すぐに通常の生活に戻ることができます。
注1)ダウンタイム:美容医療用語で、施術してから、回復して元の生活を取り戻せるまでの期間のことをいいます。

どのような治療を行うのですか?

細い針で顔の特定の筋肉にボトックスビスタ®(ボツリヌストキシン製剤)を注射します。所要時間は通常10分前後です。
痛みや不快感を生じることがありますが、通常はそれほど強い痛みではなく、麻酔は必要ありません。(自費で痛みをとる外用や貼布薬もあります)

表情に不自然な変化は起きませんか?

適切な量のボトックスビスタ®(ボツリヌストキシン製剤)を、適切な部位に注射すれば注2)、外観が急激に変化したり、不自然な表情に見えたりすることはありません。
注2)治療に適したボトックスビスタ®(ボツリヌストキシン製剤)の量は、しわの程度などによって一人ひとり異なります。顔のどの部分にどれくらいの量を使用する必要があるかは、医師が判断します。

効果はいつ頃から現れ、どのくらい続きますか?

ボトックスビスタ®(ボツリヌス治療)の効果は、一般的に治療後2~3日後には現れ、約2週間後には最大に達します。
そして、通常6か月~8か月程度持続し、その後は数週間かけて徐々に消えていきます。(人により異なります)。

次回の治療のタイミングは?

注射1回の効果の持続期間は通常6か月~8か月程度程度なので治療効果を維持するためには継続して治療を行う必要があります。ただし、3か月以上の期間を空けてください。(効果の持続期間には個人差がありますので、次回の治療のタイミングについては医師にご相談ください)

お問い合わせ、ご予約は

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