形成・美容外科
創傷(じょくそう)治療センター
当院では、2005年に褥瘡センターとして診療を開始しました。しかし、高齢化や生活習慣病の急増にともない、動脈硬化や糖尿病による足の壊疽に代表されるような難治性潰瘍・壊疽が増加してきたため、創傷全てを専門的に加療する『創傷(じょくそう)治療センター』として診療を行なっています。
- 難治性潰瘍外来 【毎週火曜日 14時~15時30分】
治りにくいキズの治療をします。
※その他曜日でも、診察を受け付けますが、初診のご予約は、電話にてお申し付けください。 - フットウェア外来 【第2・4月曜日 9時~12時】
足の治療用サンダル。再発予防の装具・足の変形に対するくつなどをつくります。
お問い合わせは TEL 06(6326)1121 へお電話ください
対象疾患
- 急性創傷
顔面外傷・熱傷、体表外傷(手足を含む) - 慢性創傷(長期間の治療にもかかわらず治らない傷)
下肢潰瘍
原因疾患・・・糖尿病、動脈硬化による虚血、静脈鬱滞、膠原病など、原因不明の難治性潰瘍、瘢痕、ケロイド、手術後のキズあと
治療方針
- 急性創傷
できるだけ痛みが少なく、キズアトの残りにくい治療法を選んで治療をします。 - 慢性創傷
まずは、創傷が治りにくくなっている原因を検索します。原因がわかれば、それぞれの原因疾患の専門科と連携し、原因治療と創傷治療を並行し早期治癒をめざします。足の潰瘍では、可能な限り歩ける足を残すことを目標に治療します。
セカンドオピニオンにも対応いたします。
治療特色
サイトカイン、細胞増殖因子による創傷治療
当センターでは多血小板血漿(platelet-rich plasma;PRP)を使用した創傷治療を積極的におこなっており、多くの難治性創傷に使用しています。この治療は患者自身の血小板から放出される細胞増殖因子を有効に利用する治療であり、患者自身や創部への負担も少なく、外来通院でも治療をおこなっています。
マゴット(無菌ウジ)を使用した創傷治療
マゴット治療は、難治性潰瘍に対して壊死組織の除去、創部の殺菌作用、肉芽組織の増生を期待できる治療であり、本邦においては2004年に初めての治療が行われ、当センターでも2005年2月にマゴット治療を開始しました。当センターでは、治療症例を十分に検討したうえで適用しています。
創傷(じょくそう)治療センター実績
H17.12~H22.3まで新患のみ
| H17.12 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22.3 | 合計 | |||
| 総件数 | 4 | 84 | 222 | 159 | 189 | 55 | 713 | ||
| 褥瘡 | 入院(手術) | 2 | 18 | 41 | 25 | 17 | 7 | 110 | 307 |
| 外来 | 0 | 37 | 74 | 37 | 38 | 11 | 197 | ||
| 下腿潰瘍 | 入院(手術) | 0 | 12 | 32 | 38 | 53 | 18 | 153 | 406 |
| 外来 | 2 | 17 | 75 | 59 | 81 | 19 | 253 | ||
病因別
| 褥瘡 | 総件数 | 307 |
| 入院(手術) | 110 | |
| 外来 | 197 |
| 下腿潰瘍 | 糖尿病性虚血性 | 糖尿病性神経障害性 | 動脈硬化症 | 静脈鬱滞性 | 膠原病 | 放射線性 | 外傷性 | その他 | 合計 | |
| 総件数 | 171 | 129 | 46 | 8 | 11 | 2 | 4 | 35 | 406 | |
| 入院(手術) | 62 | 75 | 5 | 0 | 4 | 0 | 1 | 6 | 153 | |
| 外来 | 109 | 54 | 41 | 8 | 7 | 2 | 3 | 29 | 253 |
治療症例
例1 脊髄損傷後の右坐骨部褥瘡 外来通院でのPRP治療
坐骨に達する65×65mmの褥瘡。
約1年半前から在宅で加療されていた
外来通院でのPRP治療を開始
PRP治療 4回施行
当センターでの治療開始後3ヶ月
PRP治療 6回施行
当センターでの治療開始後5ヶ月で創閉鎖
例2 右足背部熱傷後潰瘍 糖尿病、高血圧
熱傷後近医にて加療されていたが難治性潰瘍化したため紹介受診。
熱傷受傷後1年5ヵ月後の当センター初診時
内科的な治療と並行してPRP治療と皮膚移植手術を施行
治癒後1年
お問い合わせ、ご予約は
















