診療放射線部
診療放射線部の紹介
一般撮影、CT、MRI、マンモグラフィ、骨密度測定などの検査から、血管造影などの治療にかかわる検査、そして放射線治療、核医学検査などの幅広い領域で活動しています。
マンモグラフィ認定資格をはじめとした各種認定資格の取得を促進し、先進的で高度・良質な医療の提供の為に技術と知識の向上に努めています。
- 被曝線量の軽減に努めます
- 当院ではFPDを導入しており、被曝線量低減に努めております。CTにおいても被曝低減ソフトを積極的に使用し、撮影条件の見直しも行っております。
- 安全管理と精度管理に努めます
- 医療機器のメンテナンス及び精度管理は、診療放射線技師の重要な業務の一つです。患者さんの安全確保と正確で迅速な撮影を第一に考え、日々の整備・点検に取り組んでおります。
- 検査の効率化に努めます
- 当院では、「電子カルテ」及び「PACS」を導入し、積極的な運用及び業務改善に努めています。検査運用のより一層の効率化を図り、患者さんを待たせることのない医療を目指します。
主な装置一覧
一般撮影装置 |
RADREX(Canonメディカルシステムズ)6台 |
ポータブルX線撮影装置 |
MobileDaRt Evolution(島津メディカルシステムズ)2台
MOBIREX19(Canonメディカルシステムズ)3台 |
X線TV装置(FPD) |
SONIALVISION G4(島津メディカルシステムズ)2台
ultimax-i(Canonメディカルシステムズ)2台 |
マンモグラフィ(FPD) |
MAMMOMAT Inspiration (SIEMENSヘルスケア) |
マンモト―ム |
リボルブ コントロールモジュール (デヴィコア) |
CT装置 |
Aqullion ONE 320列(Canonメディカルシステムズ)
Aqullion Prime 80列(Canonメディカルシステムズ)2台
Revolution EVO 64列(GEヘルスケア) |
MRI装置 |
MAGNETOM Skyra 3.0T(SIEMENSヘルスケア)
MAGNETOM Lumina 3.0T(SIEMENSヘルスケア)2台
MAGNETOM Altea 1.5T(SIEMENSヘルスケア) |
血管撮影装置(FPD) |
Azurion7 M20 Flex Arm(PHILIPSヘルスケア)
Azurion7 12/12(PHILIPSヘルスケア)2台
INNOVAⅡ IGS 630(GEヘルスケア)
Azurion7 20/15(PHILIPSヘルスケア) |
放射線治療装置 |
Vital Beam (Varian) |
放射線治療計画用CT装置 |
Optima660Pro(GEヘルスケア) |
術中X線透視装置 |
o-arm(日本メドトロニック)
OPESCOPE ACTENO(島津メディカルシステムズ)2台
OEC Elite(GEヘルスケア)
Zenition 70(PHILIPSヘルスケア) |
⽿⿐科専用CBCT装置 |
3D accuitomo(MORITA) |
⻭科専用X線撮影装置 |
Veraview X800(MORITA)
マックスiXタイプ2R(MORITA) |
結石破砕装置 |
ドルニエDELTAⅡ(ドルニエ) |
PET-CT装置 |
BiographVision600(SIEMENSヘルスケア) |
SPECT-CT装置 |
Symbia Intevo(SIEMENSヘルスケア) |
骨密度測定装置 |
DCS-600EXV(⽇⽴アロカメディカル)2台
ALPHYS-LF(⽇⽴製作所)
Horizon X(東洋メディック) |
一般撮影検査
RADREX(Canonメディカルシステムズ)
一般撮影は、撮影部位や目的により様々な領域に分かれており、診断価値の高い画像提供を心掛けています。
- 肺がんや肺炎などの胸部撮影
- 骨折や脱臼などの外科整形外科(骨)撮影
- 尿管内結石などの泌尿器撮影 など……
一般撮影ではFPD(フラットパネルディスプレイ)を使用し、全面デジタル化が実現されています。
FPDとはX線写真を作成するシステムで、デジタル化された写真は、適したコントラストと濃度に処理されます。
本病院では、北棟6Fに3室の一般撮影室を備えるほか、北棟4Fに整形外科領域専用の一般撮影室を完備しています。これにより、各撮影領域の撮影室を分離することで、患者さんの移動・待ち時間の減少と、撮影技師の技術向上を図っています。
*ボタンや金属、着衣によるシワの重なりは写真上で影となって写るために、診断の際に誤診を招く恐れがありますので、取り外しや脱衣をお願いすることがあります。また。検査目的によっては、診療放射線技師が「息を吸って止めてください」または「息を吸って吐いて止めてください」などの息止めの合図を行います。診断価値の高い撮影のために診療放射線技師の指示に従っていただけますよう、お願い申し上げます。
マンモグラフィ検査
近年、食生活などの変化によりおよそ9人に1人が乳がんにかかると言われておりますが、乳がんは早期発見、早期治療に約90%が治癒できる病気です。
早期発見は生命の維持だけでなく、女性にとって精神的苦痛とも言える「乳房全摘術」を行わず「乳房温存療法」の選択も可能であり、当院では早期発見のためのマンモグラフィ検査と、撮影技師の技術向上に力を入れています。 乳がんの検査はマンモグラフィという乳房専用の撮影装置で行い、乳房をはさんで薄くのばし、緻密な構造(乳腺・石灰化・腫瘤など)を描出するために非常に有用です。
検査内容
プラスチックの板を用いて、左右の乳房を上下方向と斜め方向から広く薄く広範囲に延ばすために圧迫します。圧迫により被曝線量は少なくなり、動きによる画像のボケを防止することができます。個人差もありますが、1回の撮影に対して5秒から10秒ほどの痛みを伴うことがあります。検査の所要時間は10分から15分程度です。
注意点
ペースメーカーを入れている方は、撮影の際、強く圧迫致しますので、破損や故障の恐れがあります。また豊胸手術をされている方は、パックなどが破裂する恐れがあります。
必要のない痛みや不要な被曝を避けるためにも、必ず撮影前に担当技師にご報告ください。
しこり
痛みのあるもの、ないもの、硬いもの、軟らかいものなど、いろいろな種類がありますが、しこりがあっても乳がんであるケースは1割くらいで、約9割は乳腺症などの良性疾患といわれています。
専門医でも発見することが難しく、超音波検査(エコー)など他の検査も併せて行う必要があります。
乳腺とは別の感触を発見したら、すぐに病院へ行きましょう。
石灰化
組織内におけるカルシウムの沈着。
乳房の石灰化は、乳房Ⅹ線像で確認できますが触診では発見できません。カルシウムはレントゲン写真で白く写り乳腺、脂肪、筋肉などに比べて目立ちます。
自覚症状はありません。
- ※マンモグラフィ検診精度管理中央委員会にてA評価の施設評価を受けております
- ※マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の認める撮影装置使用
- ※当施設にはマンモグラフィ認定医師・認定技師が在職しており、女性技師による撮影によって細かな部分をきちんと撮影された写真を、経験豊富な医師にて早期発見いたします。
CT検査
Aqullion ONE(Canonメディカルシステムズ)320列 CT
当院のCTは、320列CTも稼働しています。CTの列数は、検出器の数であり、320列が最高です。1回転で320枚(0.5mmスライス幅)の断層画像の取得を実現しており、患者さんの体軸方向に160mmの範囲を一度に撮影できるため、心臓や脳など、体の主要な臓器全体を1回転で撮影可能です。
ガントリの回転速度を上げて、高速に撮影する技術も進化していますが、撮影する部位によっては、患者さんに何度も息をとめてもらう必要があり、特に小さいお子さんや年配の方、重症の患者さんなどには、負担となっていました。当院のCTでは、撮影時間が短くてすみ、患者さんの負担軽減にもつながっています。
また、広範囲を一度に撮影できる320列CTでは、X線の照射線量は従来に比べ腹部で約2割、心臓で約8割減らすことができます。
検査内容
CT検査は大きく分けると2種類あり、単純CT検査と造影CT検査があります。
単純CT検査のみの場合、着替えを含めて検査時間は10分以内です。
造影CT検査の場合、着替えを含めて検査時間は約20分です。
造影CT検査は腕の静脈から造影剤を注射して行います。
造影剤を使うことによって、単純CT検査よりも体の中をより詳しく調べる事ができます。
頭部
単純CT検査のみなら、検査台に寝ていただくだけです。
さらに造影剤を使うことによって、血管の走行や狭窄・動脈瘤、腫瘍などをより詳しく調べる事ができます。
胸部・腹部
単純CT検査では検査台に寝ていただき、息を2~3回止めていただきます。息止め時間は約5~20秒です。
造影CT検査では、造影剤を使うことによって、腫瘍や血管の走行・動脈瘤などをより詳しく調べる事ができます。
四肢・脊椎
単純CT検査のみなら、検査台に寝ていただくだけです。
造影CT検査では、造影剤を使うことによって、四肢の血管の走行・狭窄などをより詳しく調べる事ができます。
心臓
単純CT検査では検査台に寝ていただき、専用の心電計(心電図測定器)を用いて撮影します。
造影CT検査では、造影剤を使うことによって、心臓の血管(冠動脈)の走行・狭窄などを詳しく調べる事ができます。
MRI検査
MAGNETOM Lumina
(SIEMENSヘルスケア)3.0T MRI
MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で磁気共鳴撮像法と呼ばれます。
強力な磁石とラジオ波を用いて体内の状態を検査しています。MRI検査では任意の断面で画像を表示する事ができます。
特に当院で稼働している3.0T(テスラ)MRIは、短時間の検査と高解像度な画像化を実現したMRIです。3.0Tは診断で使用できるMRI機器の中で最も強力な磁力を有しています。1.5TMRIと比べて約2倍の信号強度を利用して検査時間の短縮と高画質化を実現し、従来では診断できなかった病変が診断できるなど、より正確な検査をおこなうことができます。また、造影剤を使用することなく、1.5T MRIと比較して、より末梢の血管の撮像ができるようにもなっています。さらに当院では、この3TMRIが3台稼働しており、病変の早期発見・早期治療に貢献しています。
血管造影検査
血管造影検査とは、頭頸部や腹部、心臓の血管の状態を確認する為の検査です。
医療用の細長いチューブ(カテーテル)を動脈や静脈から挿入して、造影剤で血管の走行を確認しながら、目的部位の血管の状態を評価し必要に応じて治療します。当院では、緊急時24時間検査できるよう対応しています。
Azurion7 M20 Flex Arm(PHILIPSヘルスケア)
Azurion7 20/15(PHILIPSヘルスケア)
検査内容
頭頸部血管造影検査
動脈にカテーテルを挿入し頭や頸部の血管(頸動脈や椎骨動脈)まで進め、デジタルサブトラクション撮影(画像上にて骨を除去し、血管のみ表示)や血管の3Dを撮影し評価します。
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤・動静脈奇形・脳腫瘍の評価や急性期脳梗塞の血栓溶解療法や脳動脈瘤のコイル塞栓療法も行っています。
また、カテーテルを使用せずに造影剤を急速注入し頭頸部の血管を評価する撮影もしています。
腹部血管造影検査
カテーテルを腹部の目的血管まで挿入し、腫瘍を栄養している血管の形状や流れを評価します。腫瘍部の血管に医療用のゼラチンを使用し腫瘍血管を塞栓する治療、動脈にさらに細いマイクロカテーテルを留置して、腫瘍の栄養血管から直接抗がん剤を注入する治療をしています。また、腹部の出血(消化管出血や動脈損傷)に対して血管内から直接止血する治療も行っています。
心臓血管造影検査
心臓の血管造影検査では、心臓を栄養している血管(冠動脈)に狭窄や閉塞がないかを評価し、また酸素濃度、血流量、圧などを測定し心臓が正常に働いているか判断します。
冠動脈に閉塞や狭窄があり心臓に血液が正常に送れていない場合は、バルーン拡張やステント留置、ロータブレータを使用し心臓に血液が送れるように治療します。
急性心筋梗塞など迅速な治療が必要な場合に備え24時間対応しております。
不整脈の治療に対しては、ペースメーカー移植術やICD・CRT-D移植術、カテーテルアブレーション、感染におけるペースメーカーリード抜去などを行っています。
四肢末梢血管造影検査
上肢の血管造影
人工透析用シャントが狭窄または閉塞した場合は、シャント部から正常に人工透析ができなくなってしまいます。そのような時はシャント血管の狭窄部や閉塞部を撮影し、必要に応じてバルーンで細くなった血管を拡張させ、シャントから人工透析ができるように治療します。
下肢の血管造影
血管にカテーテルを挿入し血液の流れを確認します。
下肢の血管に狭窄や閉塞がある場合は、バルーンやステントを使用して治療します。
放射線治療
Vital Beam(Varian)
近年の放射線治療では、高線量の放射線を病巣に集中させ、周囲の正常臓器の線量を大幅に抑制することが可能になっています。
治療計画CT 装置を用いて撮影を行い、正確な病巣の大きさや位置などを把握し、病巣にどのように放射線を照射するかを決定し、治療をおこなっています。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
結石破砕装置で発生させた衝撃波を体外から体内の結石に加えることによって、開腹手術をすることなく、結石を細かく粉砕する事を目的とした治療法です。
この治療で、細かく砕かれた結石は、尿とともに体外に排出されます。
ただし、結石の質や場所により破砕できない場合もまれにありますのでご了承ください。
当院では主に腎臓・尿管の結石が治療の対象となります。
治療中(衝撃波を受けている間)は多少の痛みを伴いますが、鎮痛剤を使用したり、衝撃波の強さを調節したりすることで低侵襲に治療できます。
装置名:ドルニエデルタⅡ
ドルニエデルタⅡはドイツ製の装置でディスクコイルと振動板によって衝撃波を発生させます。ディスクコイルに高電圧パルスが印加されると、磁界が発生しコイルのすぐ前面に置かれた振動板が瞬間的にたわみ、これによって衝撃波が発生し、音響レンズによって焦点に集束させ、結石を破砕します。
ウォータークッションを37℃に温める事により脱気を効率的に行え、人体の音響インピーダンスに近い為、皮膚との接触面(境界)で衝撃波の減衰が最小限に抑えられており効率的に治療できます。
X線透視を使いながら位置合わせを行い、破砕状況の観察、治療中の焦点微調整が行え、且つ衝撃波のパワーも低エネルギーから高エネルギーまで調節可能で、臨床に応じた衝撃波が選択でき、X線被爆の軽減、効率的な治療が可能な装置です。
PET-CT検査
BiographVision600(SIEMENSヘルスケア)
PET-CT検査は、ブドウ糖に似たFDGという薬を用いて行う検査です。FDGは注射された後、身体の中でたくさんのブドウ糖を消費する炎症やがんに集まる性質を持ち、集まった薬から発生する放射線を専用のカメラで撮影することにより、一度の注射で全身の病気を調べることができます。
最新鋭の半導体検出器を備えたPET-CT装置の導入により、従来よりも早く高精細な画像の撮影が実現しました。
検査内容
まずはFDGというブドウ糖に似た薬を静脈に注射します。薬はゆっくりと身体中にいきわたるため、1時間ほどソファでゆっくりとお休みいただきます。
その際、検査したい病気や部位にしっかりと薬が集まるよう、筋肉を使う動きや読書、スマホ操作などはできませんのでご了承ください。
検査前に排尿いただき余分なお薬をなくした状態で、約20分の撮影を行います。診療放射線技師の判断により、複数回の撮影を行う場合があります。
SPECT-CT検査
Symbia Intevo(SIEMENSヘルスケア)
SPECT-CT検査は、放射線を出す物質をお身体に投与し、その分布を体の外に設置した特殊なカメラで撮影することにより病気の位置だけでなく身体の様々な機能や状態を画像化できる検査です。
検査内容
SPECT-CT検査は目的や部位に応じて内容や方法が多岐にわたります。本項目では一部の検査のみご紹介させていただきます。
脳血流シンチグラフィ
脳血流シンチグラフィは脳の血流状態を評価するための重要な手段の一つです。脳の血管の障害や脳梗塞の診断だけでなく、血流量や血流パターンなどを可視化することにより、患者さんの状態に応じた適切な治療法を提供することに役立っています。
心筋血流シンチグラフィ
心筋血流シンチグラフィは心臓の働きを画像化する検査方法であり、急性心筋梗塞や狭心症のほか、心不全、心筋炎などを診断するために用いられています。注射した薬は血液の流れに沿って心臓に運ばれるため、病気によって血流が低下している状態を可視化できます。
また心筋血流シンチグラフィには負荷を用いた検査もあり、負荷の方法として薬の投与または運動を用います。安静にしている状態と、心臓に負荷をかけた状態の画像を比べることで、狭心症のような通常の生活では症状が出にくい疾患の診断に役立ちます。
骨シンチグラフィ
骨シンチグラフィは、骨に病気が発生した際に生じる、骨がたくさん作られすぎてしまう状態(骨造成、骨硬化)や、作られない状態(骨吸収、溶骨)を画像化する検査です。がんがどこの骨に転移しているか、またそこでは骨がどのような状態になっているかを、非侵襲的に検査でき、治療に役立てることができます。
ダットスキャン
ダットスキャンとは、脳の中のドーパミントランスポーターと呼ばれるたんぱく質の働きや状態を画像化する検査です。ドーパミントランスポーターは脳の情報伝達に用いられるドーパミンという神経物質に関連しており、ドーパミンが減少すると、ドーパミントランスポーターも減少することが知られています。パーキンソン病やレビー小体型認知症では、ドーパミンが作られている黒質線条体が変質してドーパミンが減少することが分かっており、それを画像化することによって診断に役立てています。
骨密度測定検査
Horizon X(東洋メディック)
当院では骨粗鬆症の診断基準であるDEXA法の検査機器を導入しています。
検査部位は、腰椎と大腿骨近位部(頚部)を測定します。
ここまでで、骨粗鬆症の診断や治療の経過観察には十分ですが、当院では、さらに昨今 学会等でも話題を集めているTBS(海綿骨スコア:Trabecular Bone Score)という検査を同時に行っており、骨密度測定装置で撮影した画像情報から簡単に「骨質(TBS)」の状態がわかるソフトウェアを導入しています。
これは、骨の内部の海綿骨の構造を評価し、骨折のリスクの部分を色で評価する方法です。
日本における骨粗鬆症の患者さんは1300万人と推定されています。骨の健康状態を知る指標として骨密度はよく知られていますが、骨の強さは骨密度が70%と骨質が30%により規定されています。骨質はさらに材質特性と構造特性に分類され、TBSは構造を評価する指標です。
当院では、TBSを組み合わせることで骨密度と骨質の両方から評価することが可能となり、より正確な骨粗鬆症診断を提供します。骨折リスクを事前に回避するために、骨密度+「骨質(TBS)」の検査をおすすめします。
DEXA法:Dual Energy X-ray Absorptiometry(二重エネルギーX線吸収法)
2つの異なるエネルギーのX線ビームを使い、パルス高の解析によって、骨と軟部組織を区別して、骨塩量(単位:g)が測定されます。さらにX線を照射した方向からみた骨の投影面積(cm2)が計測され、この骨塩量を投影された骨の面積で除したものがDEXA法の骨密度(g/cm2)です。