病院長メッセージ ~開設後2年間とこれから~
皆様、医療法人医誠会の常務理事、並びに医誠会国際総合病院の病院長を務める峰松一夫です。医誠会国際総合病院開設2周年にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
一昨年の2023年10月1日に、大阪市内で急性期診療を担っていた医療法人医誠会のグループ2病院、すなわち東淀川区の医誠会病院、城東区の城東中央病院の2つの病院が統合合併し、病床数560の高度急性期・急性期病院、「医誠会国際総合病院」が北区南扇町に誕生しました。大阪府下には病床数500以上の急性期型大病院は合計21施設ありますが、ほぼ全てが大学病院、公立あるいは公的病院であり、当院は唯一の民間病院です。それまでの2病院時代からの職員、医誠会国際総合病院開設時に新たに加わった職員、徒歩10分少々の北区西天満にある法人本部の職員と協働し、日本を代表する、世界の一流病院に肩を並べる先進的、かつ皆に愛される病院を目指して、日々努力を重ねてきました。
独自の病院救急搬送システムによるものも含め、当院の救急車搬送受け入れは、1日60~100件に達し、既に国内トップ・レベルであることが公表されています。全病床7:1看護基準をクリアし、1日当たりの入退院数60~70人、充床率90~96%、平均在院日数9.0~9.5日と、高度急性期・急性期病院としての実績を着実に重ねています。
さらに、タスクシフト・タスクシェア、地域貢献、低侵襲医療、ゲノム医療、AT/IT医療、国際医療交流などをキーワードに、医療法人医誠会の経営理念「豊かな健康文化の創造と安全で良質なヘルスケアサービスの提供」の実現に取り組んできました。ロボット支援手術や医療DXにも積極的で、医師の働き方改革はA水準で対応しています。
昨年、2024年12月には、世界最高峰の病院機能評価機構である米国のJoint Commission International (JCI) の認証審査を受け、見事合格しました。国内のJCI認証病院は30施設前後に過ぎず、大阪府下の大規模病院では当院が初めてです。国内居住外国人、海外からの旅行者、高度医療を目的とした海外受診実績も右肩上がりに積み重ねています。
医誠会国際総合病院はいよいよオープン3年目を迎えます。先進・先制医療を実現する「医誠会プレシジョン医療センター」も近接地に間もなくオープン予定で、2つの施設が車の両輪として、これからの予防医療や急性期医療、高度医療を牽引していく決意です。宜しくお願いします。
2025年10月1日
医療法人医誠会常務理事/臨床顧問
医誠会国際総合病院 病院長 峰松一夫