病院長ごあいさつ
2023年10月1日、医療法人医誠会グループ9病院のうち大阪市内で急性期診療を担ってきた医誠会病院(東淀川区)と城東中央病院(城東区)とが合併統合し、北区南扇町に病床数560床の「医誠会国際総合病院」(以下、新病院)が誕生し、現在本格稼働が進行中です。
医療法人医誠会の経営理念は、「多彩な医療文化の創造と安全で良質なヘルスケアサービスの提供」です。この理念を土台にし、新病院では5つの「使命」を掲げています。すなわち、
1) 医療安全に配慮した質の高い標準医療の提供
2) 低侵襲医療による早期の社会復帰の実現
3) ゲノム医療を基盤とする個別化医療の推進
4) A I・IT を活用した効率的・効果的医療の実践
5) 国際医療交流の推進と地域活性化への貢献 です。
新病院は、内科系12科、外科系7科、感覚・皮膚・運動科系6科、脳神経精神科系5科、女性・母子・泌尿生殖系4科、放射線科系3科、その他10科の計47科で構成し、最終的な総医師数300名の診療体制の実現を目指しています。そこでは、カテーテル治療、内視鏡治療、超音波治療やロボット手術などの低侵襲治療、がん免疫治療、再生医療、ゲノム医療等の先進・先制医療、ITCやAIを駆使した医療DXの実現に取り組んでいます。また、医師・看護業務の大規模なタスクシフト、多職種によるタスクシェア、中央管制システム導入による病院業務の一元管理、大胆な効率化、合理化も実施中です。これらの結果、国際機関による認証も受けた、先進的かつ国際的な総合病院を目指します。
さらに、近い将来には徒歩2~3分の近隣に「医誠会プレシジョン医療センター」もオープンし、予防医療、医療美容、再生医療、不妊治療、免疫治療を実施する予定です。これら2つの施設を軸として地域医療に貢献するとともに、時代の要請に応える「健康医療ツーリズム」にも挑戦し、「健康新時代」の実現に取り組みます。
医誠会国際総合病院 病院長
峰松 一夫