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その他

1. 研修医の育成について

当院は、研修医の育成に力を注いでいます。研修医は、指導医資格を持った熟練した医師の指導の下に実際の診察に当たります。次世代を担う若手医師の育成にご理解とご協力をお願いいたします。

2. 医療従事者の過重労働の軽減について

医療従事者は、命を預かっているという職業倫理から、救急患者の受け入れや入院患者の急変があれば、可能な限り昼夜を分かたず対応してきました。一方、医療従事者の過重労働が社会問題となっております。そのため、医誠会国際総合病院では、医療従事者の健康保持、安全、安心な医療を提供するためにも、業務負担の軽減について対策を行っています。ご協力をお願いいたします。

3. 病状・手術・検査などの説明について

これまで病状や手術・検査などに関連する説明は、患者さんやご家族の希望をお聞きし、可能な限り対応させていただいておりました。

そのため、医療従事者の慢性的な超過勤務の一因となっていました。これを解消するため、診療に関連する説明やご相談はなるべく勤務時間内(平日 9:00 ~ 17:00)に終了できるようにご協力をお願いいたします。ただし緊急事態の場合はこの限りではありません。

4. 土日・祝日・平日夜間など診療時間外の対応について

当院では、患者さんの診療を主治医(担当医)と主治医の所属する診療科の医師がチームを組んで実施しています。したがって、土日・祝日および平日夜間の診療については、当直医や診療科オンコール医師が対応いたします。もちろん必要に応じて主治医(担当医)と連絡をとりながら、適切に診療をおこないますのでご安心ください。

5.DPC(診断群分類包括評価制度)について

医誠会国際総合病院は、厚生労働大臣が指定する新しい医療費の定額計算方式「DPC」対象病院として、入院費を疾病別による包括算定により算出しています。

傷病名や手術・処置等の内容に応じてあらかじめ定められた1日当たりの定額入院料のことを「包括診療料」といい、この定額料金には、入院基本料、検査、投薬、注射、画像診断等が含まれています。

定額料金の算定は、患者さんの病気、病状をもとに、処置などの診療行為に応じて定められた診断群分類と呼ばれる区分によって主治医が決定しており、この算定方法を「包括払い方式」と言います。

入院後、病状の経過や治療の内容によって「診断群分類」が変更になった場合、入院初日にさかのぼって医療費の計算をやり直すため請求額が変更となります。その場合は、退院時もしくは退院後に一括して過不足を調整することがあります。

なお、診断群分類に当てはまらない病状もあり、その際には出来高払い方式による算定となります。 外来診療は従来通り出来高払い方式です。

DPC包括払い方式

6. 患者側責任者(キーパーソン)について

当院では入院後のトラブル(情報の行き違いやご家族間での治療方針の相違)を避けるため、事前に患者さんとご家族の間で患者側責任者(キーパーソン)を決めていただき、患者さんとキーパーソンを通して病状説明や治療を進めております。

既に病状説明を実施しているキーパーソンとの調整がつかない等の場合には、ご家族のみへの病状説明を実施できない場合がございますので予めご了承ください。
なお、ご遺族から患者さんの死亡に至る経過説明依頼やカルテ情報の開示依頼があった場合には、「診療情報の提供等に関する指針」(厚労省通知)に基づき対応しております。詳しくは受付窓口までご相談ください。

患者側責任者(キーパーソン)の決め方について

  • 患者さんにキーパーソンを決めていただきます。
  • 患者さんご自身でキーパーソンを決めることができない場合には、ご家族の中で話し合ってキーパーソン1名を決めていただきます。

患者側責任者(キーパーソン)の役割について

  • 入退院や医療費等の支払いに責任をもって対応すること
  • 病状・症状に関する説明を聞き、その内容を他のご家族に伝達すること
  • 病院からの重要な連絡や問い合わせを受ける窓口となり、ご家族からの要望などを取りまとめて、代表者として連絡すること
  • キーパーソンに連絡がとれない場合の緊急連絡先を指定すること