
医誠会国際総合病院の小児科では新生児から中学を卒業するまでの小児全般の疾患についてご相談を受け付けています。乳児健診と予防接種による発達支援・健康増進の分野にも力を入れ、さらに希少難病にも取り組んでいます(詳細は難病医療推進センターのページをご覧ください)。入院が必要なお子様には小児専用病棟での加療が可能です。医療関係の皆様にはお気軽にご相談いただきたく存じます。
新生児から中学3年生までの小児疾患全般です。
その他、放射線学的検査(CT、MRI&MRA、SPECT、PET-CT)のご相談等も可能です。
小児の外科的疾患については対応が可能なものと困難なものに分かれますので個別にご相談をお願いします。
小児センターとして運用する病棟があります。
個室12床、総室8床の合計20床からなり、付き添い入院が可能です。
熱性けいれん、クループ、喘息性気管支炎、アセトン血性嘔吐症、感染性胃腸炎、胃十二指腸潰瘍、蜂窩織炎、川崎病、IgA血管炎、ネフローゼ症候群、小児糖尿病、若年性特発性関節炎、家族性地中海熱、BCGリンパ節炎など
糖原病、ライソゾーム病(ゴーシェ病、ポンペ病、ファブリー病、ムコ多糖症、クラッベ病など)、神経代謝疾患、新生児マススクリーニング対象疾患、ミトコンドリア病、副腎白質ジストロフィー、シトリン欠損症
先天性甲状腺機能低下症、成長ホルモン分泌不全性低身長症、特発性副甲状腺機能低下症、過成長症候群、ソトス症候群、ヌーナン症候群、MCT8異常症(アラン・ハーンドン・ダドリー症候群)、偽性副甲状腺機能低下症、1型糖尿病、早老症
骨形成不全症、軟骨無形成症、低ホスファターゼ症、X連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症、軟骨低形成症、マッキューン・オルブライト症候群、モルキオ病
輸液療法、抗菌薬療法、免疫抑制剤療法、生物学的製剤療法など
日本小児科学会、日本小児リウマチ学会、日本免疫不全・自己炎症学会、日本小児感染症学会、日本エイズ学会、日本小児救急学会、日本小児神経学会
小児感染症学/小児リウマチ学/膠原病
感染症全般から原因不明の熱や痛みの外来・入院診療
日本小児科学会、日本小児腎臓病学会、日本小児内分泌学会 評議員、日本小児思春期糖尿病学会、日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会、日本糖尿病学会
骨系統疾患・骨代謝疾患・小児腎疾患・1型糖尿病の診療
日本小児科学会、日本小児神経学会、日本先天代謝異常学会、日本人類遺伝学会、日本マススクリーニング学会、日本プライマリケア連合学会、日本生化学会
ライソゾーム病、神経代謝疾患、新生児マススクリーニング、遺伝カウンセリング
日本小児科学会、日本新生児成育医学会、日本小児アレルギー学会
新生児、一般小児、予防接種・乳幼児健診
日本小児科学会、日本小児内分泌学会、日本小児骨代謝学会、日本再生医療学会、ARO協議会
骨系統疾患
臨床研究・治験
日本小児科学会、日本小児内分泌学会、日本内分泌学会
小児内分泌
日本小児科学会 評議員、大阪小児科学会 会長、日本内分泌学会 理事、日本小児内分泌学会 理事、日本ステロイドホルモン学会 理事、日本骨粗鬆症学会 監事、日本難病医療ネットワーク学会 理事、日本先天代謝異常学会 評議員、日本再生医療学会 評議員、日本骨代謝学会 評議員、日本小児保健学会 評議員、日本新生児生育医学会 会員、日本小児腎臓病学会 会員、日本小児循環器学会 会員、日本ビタミン学会 会員、American Society for Bone and Mineral Research 会員、American Endocrine Society 会員、European Society for Pediatric Endocrinology 会員
骨代謝学/小児内分泌学/小児腎臓病学
骨カルシウム疾患・内分泌疾患、低ホスファターゼ症(全身の骨・軟骨に異常がみられる骨系統疾患)
日本小児科学会 会員、日本人類遺伝学会 評議員、日本遺伝カウンセリング学会 評議員、日本先天代謝異常学会 理事、日本小児保険協会 理事、日本難病医療ネットワーク学会 理事
小児疾患、先天代謝異常症(特にライソゾーム症)、先天異常、遺伝疾患、遺伝カウンセリング
気管支炎、胃腸炎などの急性疾患のほか、喘息・アレルギーなど小児の様々な病気について相談可能です。
この外来では,指定難病の一つとなっているライソゾーム病を特に専門的に診療しています。主なライソゾーム病としてはファブリー病,ゴーシェ病,ポンペ病,クラッベ病,ムコ多糖症,ムコリピドーシス,異染性白質ジストロフィー,テイ・サックス病,GM1ガングリオシドーシスなどです。これらの疾患に関しては,診断のための酵素診断が院内でできるように準備中です。治療としては酵素補充療法,シャペロン療法,基質合成抑制療法などの先進的な治療法や支持療法の対応を行っています。
また新生児マススクリーニングの対象疾患である,アミノ酸代謝異常症,有機酸アミノ酸代謝異常症,脂肪酸代謝異常症,糖代謝異常症や他にもミトコンドリア病,副腎白質ジストロフィーなどの診断・治療にあたっています。
時には遺伝疾患として本人・ご家族に対する遺伝カウンセリングについても遺伝子診療部で行っています。
代謝性骨疾患、二次性骨粗鬆症を小児から成人までシームレスに診療します。
たんぱく尿・血尿などの検尿異常、むくみが気になる、おしっこの回数が多いなどのこどもの腎臓関連の病気の診療を行っています。学校検尿での検尿異常の精査フォロー、夜尿の相談も承っています。また、足の変形・O脚が目立ってきた、歩き方が気になる、骨折を繰り返すなどといったこどもの骨の病気についての相談も承ります。
[腎関連疾患]
腎炎症候群、ネフローゼ症候群、先天性腎尿路異常症(水腎症、膀胱尿管逆流症、多嚢胞性異形成腎、低形成腎、嚢胞腎など)、腎尿路結石、アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症、Alport症候群など
[骨代謝関連疾患]
軟骨無形成症、骨形成不全症、ビタミンD欠乏性くる病、低リン血症性くる病、低ホスファターゼ症など
身長の伸び、体重の増え、思春期の遅れ、逆に思春期が早いなど、お子様の成長に関わる内分泌的な問題について検査や治療の相談を承ります。学校検尿での尿糖の指摘など、こどもの糖尿病に関連した精査も行います。インスリン治療が必要な1型糖尿病に関しては持続血糖モニタリング(CGM)での血糖管理とともにインスリンポンプ治療の導入も行っています。
成長ホルモン分泌不全性低身長、SGA性低身長、肥満症、思春期早発症、思春期遅発症、副腎機能低下症、甲状腺疾患、糖尿病、ターナー症候群など
下記に示すように、成長曲線で異常を指摘された方はご相談ください。

思春期は、身体も脳も大きく変化するため、心身のバランスが不安定になりやすい時期です。そのため、不調に対しては適切な診断・治療や環境調整が必要となります。
また近年、生活習慣の変化や社会環境の影響により、子どもたちに発達特性(発達障害様の症状を含む)が目立つことが増えています。本人の「得意(凸)」と「苦手(凹)」を把握し、得意を伸ばしながら慢性的な疲労を防ぐ生活環境を整えることで、障害レベルに見える状態が日常生活に支障のない「特性・個性」の範囲に落ち着くことも少なくありません。
当外来では、まず不調の原因を丁寧に評価し、必要に応じて学校や関係機関と連携をとりながら、個々に合わせた解決を目指します。
以下のプログラムとの連携をしています。
当院出生の赤ちゃんの1ヶ月健診+他院出生で里帰りや事情により出生した病院で1ヶ月健診を受けない方は出生した病院での紹介状があれば受診可能。
定期予防接種の実施・スケジュールの相談、乳児後期健診。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 診察室 1 |
一般診 外川 |
一般診 中道 |
一般診 外川 |
一般診 外川 |
一般診 河内 |
| 診察室 3 |
思春期・発達外来 松下 理恵 *3 |
||||
| 診察室 5 |
整形外科 名倉 温雄 ~11:00 |
||||
| 診察室 6 |
先天代謝外来 酒井(成田) |
先天代謝外来 成田 |
専門外来 大薗(齋藤・中道)*2 |
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| 診察室*1 | 骨代謝外来 大薗(北岡) |
骨粗鬆症外来 今西 |
*1 骨代謝外来および骨粗鬆症外来の診察は整形外科外来の診察室4です
*2 大薗医師 水曜午前10時は初診のみです
*3 毎月第1・3火曜の翌日(水曜)に診察を行います(月によっては第2・第4水曜になることがあります)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 診察室 1 |
一般診 河内 |
一般診 外川 |
一般診 中道 |
一般診 北岡 |
一般診 外川 |
| 診察室 3 |
予防接種/検診*1 齋藤 |
予防接種/健診*1 河内 |
小児外科 非常勤医師 |
予防接種/健診*1 中道 |
|
| 診察室 6 |
専門外来 大薗 (北岡・中道)*3 |
先天代謝外来 成田 |
先天代謝外来 酒井(成田)*4 |
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| 腎・骨代謝外来 北岡 |
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| 内分泌・糖尿病外来 中道 |
*1 乳児後期健診は水曜、金曜午後で受付いたします
*3 大薗医師 月曜午後14時は初診のみです
*4 木曜日午後の先天代謝外来は13:30から15:30までです
| 疾患分類 | 患者数(人) |
|---|---|
| 感染関連疾患 | 183 |
| 骨系統疾患 | 140 |
| 先天代謝異常 | 101 |
| その他 | 91 |
| 新生児関連疾患 | 61 |
| 内分泌疾患 | 49 |
| ワクチン/検診 | 40 |
| 外科疾患 | 39 |
| 患者数(人) | |
|---|---|
| 骨形成不全症 | 34 |
| 軟骨無形成症 | 41 |
| 軟骨低形成症 | 6 |
| 低ホスファターゼ症 | 13 |
| X連鎖性低リン血症性くる病 | 6 |
| 2型コラーゲン異常症 | 6 |
| 点状軟骨異形成症 | 4 |
| 鎖骨頭蓋骨異形成症 | 3 |
| 偽性軟骨無形成症 | 2 |
| 変容性骨異形成症 | 1 |
| カムラティ・エンゲルマン症候群 | 1 |
| その他 | 23 |
| 合計 | 140 |
| 患者数(人) | |
|---|---|
| 1型糖尿病 | 6 |
| ソトス症候群 | 5 |
| マクキューン・オルブライト症候群 | 4 |
| プラダー・ウィリー症候群 | 3 |
| 22q11.2欠失症候群 | 2 |
| ダウン症候群 | 2 |
| ヌーナン症候群 | 2 |
| 早老症 | 2 |
| 偽性副甲状腺機能低下症 | 1 |
| 常染色体顕性低カルシウム血症 | 1 |
| 先天性リポイド副腎過形成症 | 1 |
| ウィーバー症候群 | 1 |
| ギッテルマン症候群 | 1 |
| その他 | 18 |
| 合計 | 49 |
| 患者数(人) | |
|---|---|
| ファブリー病 | 19 |
| ゴーシェ病 | 13 |
| ポンペ病 | 8 |
| クラッベ病 | 7 |
| 異染性白質ジストロフィー(MLD) | 4 |
| ムコ多糖症Ⅱ型/ハンター症候群(MPSII) | 3 |
| ムコ多糖症Ⅰ型/ハーラー症候群(MPSI) | 2 |
| ニーマンピック病C型(NPC2) | 2 |
| I-cell病 | 1 |
| ムコ多糖症Ⅳ型/モルキオ症候群(MPSIV) | 1 |
| ガラクトシアリドーシス | 1 |
| GM1ガングリオシドーシス | 1 |
| GM2ガングリオシドーシス | 1 |
| 合計 | 63 |
| 患者数(人) | |
|---|---|
| MCAD欠損症 | 4 |
| PKU(フェニルケトン尿症) | 4 |
| GSDIa(糖原病Ia型) | 4 |
| GSDIX(糖原病IX型) | 4 |
| mitochondria病(ミトコンドリア病) | 4 |
| ALD(副腎白質ジストロフィー) | 3 |
| VLCAD欠損症 | 2 |
| OTC欠損症 | 2 |
| シトリン欠損症 | 2 |
| 全身性カルニチン欠乏症 | 2 |
| Wilson病(ウイルソン病) | 1 |
| GSDIII(糖原病III型) | 1 |
| GSDVI(糖原病VI型) | 1 |
| MyD(筋強直性ジストロフィー) | 1 |
| MMA(メチルマロン酸血症) | 1 |
| PDHC欠損症 | 1 |
| CPT2欠損症 | 1 |
| 合計 | 38 |
| 疾患分類 | 患者数(人) |
|---|---|
| 感染関連疾患 | 64 |
| 骨系統疾患 | 18 |
| 先天代謝異常 | 8 |
| 新生児関連疾患 | 6 |
| 内分泌疾患 | 2 |
| 外科疾患 | 2 |
| その他 | 14 |
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