menu インスタグラム YOUTUBE
医誠会国際総合病院 産科特設サイト 医誠会国際総合病院 産科特設サイト ご来院の方へ

ご来院の方へ

妊娠が分かったら

生理が遅れていたり、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。妊娠5週目以降になると、超音波検査で妊娠している様子が確認でき、6週目以降には赤ちゃんの姿(胎児像)が見えるようになります。子宮の中に正常に妊娠していることが確認できれば、まずは安心です。ただし、子宮外妊娠の場合は、突然強い腹痛が起きたり、お腹の中で大量出血することがあるため、早期発見が重要です。産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

当院で出産をお考えの方へ

妊娠が分かったら

出産は、新しい命を迎える大切な節目であり、妊娠中から心と体の両面で準備を進めることが重要です。私たち産科スタッフは、外来での妊婦健診をはじめ、分娩、産後2週間・1ヶ月健診までを通して、きめ細やかなサポートを行っています。ご希望に応じて、母子訪問や母乳外来、育児サークルなどもご利用いただけます。快適なお産となるよう、スタッフ一同、皆さまと力を合わせてサポートしてまいります。

親子手帳について

妊娠の継続が確認されたら、親子健康手帳を受け取る手続きを行います。手帳は、お住まいの市町村の保健センターなどで交付されます。当院では、出産予定日が確定した時点で、親子健康手帳の交付についてご案内いたしますので、ご安心ください。

定期妊婦健診

妊娠23週まで 4週間ごとに1回
妊娠24-35週まで 2週間ごとに1回
妊娠36週から 1週間ごとに1回

当院は多くの診療科を備えた総合病院ですので、他の疾患(内科、外科、耳鼻科、眼科など)をお持ちの方にも対応可能です。

来院時の服装

妊婦健診に行く際は、「着替えやすく、ゆったりとした服」を心がけましょう。
健診では、お腹を出してエコー検査をしたり、足元を脱いで内診を受けることがあるため、スムーズな着替えが大切です。

健診におすすめの服装

  • トップスとボトムスが分かれた服(セパレート):腹部エコーや内診の際も、すべて脱がなくて良いので楽です。
  • スカート : 内診の際、下着を脱ぐだけで良いので便利です。
  • 袖をまくりやすい服 : 毎回行う血圧測定や、採血の際にスムーズです。
  • 脱ぎ履きしやすい靴 : 体重測定の際など、靴を脱ぐ機会が多いので、スリッポンやヒールの低い靴がおすすめです。
  • 靴下 : タイツやストッキングは脱ぎ着に時間がかかるため、靴下の方が便利です。

健診で避けた方が良い服装

  • ワンピースやサロペット : 内診がある場合、すべて脱がなくてはならず手間がかかります。
  • スキニーパンツなどの締め付ける服 : 脱ぎ着が大変な上、お腹を締め付ける可能性があります。
  • ボタンが多い服 : 着脱に時間がかかり、もたつくとストレスになります。
  • 初期の内診が多い時期はスカート、お腹のエコーが多い中期以降は上下別の服にするなど健診内容によって服装を変えるのも良いでしょう。
  • 冷えやすい場合は、脱ぎ着しやすい上着やレッグウォーマーで対策しましょう。

出産までのスケジュール

初診時親子手帳が交付されるまでは、レディースセンターでの診察となります
  • 問診、内診、経腟超音波検査
  • 超音波検査(CRL、胎児頭殿長計測)最終月経による妊娠週数と予定日決定
  • 初診時に分娩施設のご希望をお聞きします
親子手帳交付後~妊娠週数23週母子手帳交付後は、周産期母子医療センターでの診察となります
  • 4週間に1回の妊婦健診となります
  • 1回目の保健指導
  • 採血、がん検診
  • 超音波検査
  • 2回目の妊婦健診の際に、分娩予約や入院の手続き、メモリアルブックの購入、産科医療保障制度の登録などを行います
妊娠週数24週~35週
  • 2週間に1回の妊婦健診となります
  • 超音波検査
  • 妊娠糖尿病の検査を適宜行います
  • 中期の血液検査とクラミジア検査
  • 24週~26週頃に胎児スクリーニングのための詳しいエコー検査があります(30分枠)
  • 24週、32週頃に2回目と3回目の保健指導があります
妊娠週数36週以降
  • 1週間に1回の妊婦健診となります
  • 超音波検査
  • 内診、おりものの検査
  • 後期の血液検査
  • ノンストレステスト
    (36週以降毎回実施します。検査に30~40分程度かかります)
  • 37週頃に4回目の保健指導を実施します

予約・費用について

妊婦健診にかかる費用は自費となりますが、お住まいの自治体が発行する助成券をご利用いただけます。助成金額は市町村ごとに異なるため、差額分については自己負担となります。
なお、当院と契約のない市町村にお住まいの方は、助成券はご使用いただけません。その場合は、いったん全額をお支払いいただき、後日ご自身で自治体に償還払いの申請を行っていただく必要があります。
現在、当院で助成券をご利用いただけるのは、大阪府内、尼崎市、西宮市の各市町村です。詳細につきましては、産婦人科外来の受付までお気軽にご相談ください。

胎児エコー検査

胎児エコー検査

当院では、通常の2Dエコーに加え、ご希望の方には3D/4Dエコーの撮影も対応しております。3Dエコーは赤ちゃんの立体的な静止画像を撮影するもので、一瞬の様子をとらえるものです。一方、4Dエコーでは、立体的な画像に「時間の流れ」を加えることで、お口を開けたり、手を動かしたりする姿をリアルタイムで観察することが可能です。また、一定の条件のもとで、ご家族の方にも胎児エコーに同席いただけます。

胎児エコー検査を受ける際の注意事項

院内での感染伝播を予防するため、マスクをご自身でご用意のうえご来院ください。

妊娠初期 (~15週頃)

この時期は、子宮がまだ骨盤の奥にあるため、経腹エコーでは膀胱に尿を溜めておく必要があります。
尿を溜めることで、子宮が見やすくなります。

  • 水分補給:検査の1時間ほど前から、コップ1~2杯ほどの水を飲んでおきましょう。
  • トイレを我慢:検査直前の排尿は避け、膀胱に尿が溜まった状態で検査に臨みます。
  • 服装:経腟エコーの場合は、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。

妊娠中期以降 (15週頃〜)

子宮が骨盤から出てくるため、腹部エコーでは膀胱に尿を溜める必要はなくなります。

  • 服装:お腹を出しやすいよう、上下が分かれているセパレートタイプの服装がおすすめです。お腹を締め付けるような服は避けましょう。
  • 食事:胎児エコー検査自体に食事制限はありませんが、他の血液検査などがある場合は、病院からの指示に従う必要があります。
  • 赤ちゃんの向き:赤ちゃんの向きや位置によっては、顔が見えにくいことがあります。
    向きを変えるように促すこともありますが、うまくいかないこともあります。
    その場合は、健診の合間に少し歩いてみたり、飲み物を飲んでみたりすると、赤ちゃんの体勢が変わることがあります。

産科医療保障制度

産科医療保障制度

「健康な赤ちゃんが無事に生まれてきますように・・・」
それは、ご家族にとってもお産をサポートする医療機関にとっても共通の願いです。しかし、医療には不確実性ゆえの限界があり、予期せぬことが起こってしまう場合もあります。
そこで、出産の時に何らかの理由で重度脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族が補償を受けられるとともに原因分析・再発防止に取り組むのが「産科医療補償制度」です。当院は産科医療補償制度の加入医療機関ですので当院で出産される方すべての方にこの制度をご利用いただいています。

産婦人科診療相互援助システム(OGCS)

当院は、大阪府内で妊婦さんや女性の緊急事態に備えた医療連携システム、(OGCS)に加盟しています。
OGCSは、専門的な治療や高度な医療が必要になった際に、患者さんが迅速に適切な病院へ搬送されるよう、24時間365日体制で医療機関が連携する仕組みです。 OGSCに加盟している当院で、もし万が一、妊娠中や出産時に高度な医療が必要な状況が発生した場合、専門のコーディネーターが中心となり、地域の周産期母子医療センターなどと連携して、患者さんの安全を最優先に対応します。
ご不明な点がございましたら、いつでも当院スタッフにお声がけください。