menu インスタグラム YOUTUBE
医誠会国際総合病院 産科特設サイト 医誠会国際総合病院 産科特設サイト 産科コラム

産科コラム

つわりは赤ちゃんからのサイン?

つわりは赤ちゃんからのサイン?

妊娠初期の大きな試練である「つわり」。いつまで続くのか不安になり、日常生活がままならずつらい思いをしている方も多いのではないでしょうか。 また、周囲へも気づかれにくく報告のタイミングもいつ知らせればいいか迷いますよね。「つわり」の原因と少しでも楽に過ごすための付き合い方、心構えをまとめてみました。

妊娠5~6週頃から始まり、12~16週(妊娠初期の終わり)にかけて落ち着くことが多い「つわり」。症状は人それぞれで、全くない人もいれば、入院が必要になるほど重い人もいます。中には出産するその時まで吐き気が続く人もいます。「つわり」の原因とは、明確なメカニズムは完全に解明されてはいませんが、一般的に以下の要因が重なって起こると考えられています。

  • 妊娠ホルモン(hCG)の分泌
    胎盤が作られる際に分泌されるhCGホルモンが脳の嘔吐中枢を刺激するため。
  • GDF15(成長分化因子15)
    胎児や胎盤から大量に分泌され、母体の血中濃度が上昇。これが脳の嘔吐中枢に作用し、つわり症状を引き起こす事が最近の研究で示唆された。
  • 代謝・血糖値の変化
    妊娠によるビタミン不足や代謝・血糖値の変化も影響。
  • 自律神経の乱れ・ストレス
    ホルモンや体調の変化に対する身体の適応の過程で、自律神経が乱れたり、精神的ストレスが加わったりすることも原因。
  • 消化管の働きの変化
    プロゲステロン増加による胃腸の動きの低下、ガスの貯留も不快感に繋がる。
  • 遺伝的要因
    母親や姉妹のつわりが重かった場合、自身も重くなる傾向があるとも言われている。
つわりは赤ちゃんからのサイン?

さまざまな要因が「つわり」を引き起こし、原因はわかっていても辛いものは辛いですよね。 「つわり」との上手な付き合い方は頑張るのではなく、いかに手を抜いて休むかが秘訣です。

栄養バランスは一旦無視して食べられるものを、食べられる時に、食べられる分だけ食べる。 冷たいものや酸味のあるものが食べやすい傾向にあります。
食べづわりの場合は空腹を避け、あめ・ガム・氷などをこまめに口に含んでみましょう。枕元にすぐ食べられるものを置いておくのも良いでしょう。また、においを遮断するために苦しく無ければマスクをしましょう。
「つわり」でしんどいときには家事だって手抜きで良いんです。横になる時間を増やし、休憩を挟みましょう。仕事をしている方は休憩を挟んでもらえるよう職場に相談してみると良いですね。吐いてしまう時こそ、電解質が含まれるスポーツドリンクや経口補水液を少量ずつ飲む事で対策してみてください。

メフィーゴパックとは

「たかがつわり」と我慢しすぎないで、以下のような場合は【妊娠悪阻】可能性があるため、速やかにかかりつけの産婦人科を受診してください。

  • 水分が全く摂れない、尿が出ない。
  • 体重が妊娠前から5%以上減少した。
  • 1日中嘔吐が続いている、意識が朦朧とする。

「つわり」は赤ちゃんが健康に育っているサインと言われることもありますが、辛いときは我慢せず、お母さんが健康であるからこそ赤ちゃんも育ちます。いつかは終わると信じて、周囲のサポートを受けながら、無理のない範囲で安全に過ごしてくださいね。